はじめに
私は2年前、パンの学校に1年間通いました。
多くの生徒はパン作り初心者で、
毎回クラスでは、失敗の連続。
先生から事前にデモがあったとしても、うまくいかないケースをよく見かけました。
そこで今回は、私が見てきた、
パン作りでの失敗3選と改善策をまとめました。
①ミキシング不足
パンを作る工程で、ミキシングは最初の工程です。
ここでグルテンをしっかり出す。生地をつなげる作業はとても重要です。
塩、イーストをはじめから入れてしまうミキシング法はもちろん、
オートリーズをするとき
(あえてミキシングを途中で止め、40-45分待ち
塩、それからイーストを入れて再度ミキシング)
でも生地をつなげる。というのはとても重要です。
グルテンが十分に生成されていないと、
発酵時に生地が膨らまない。 または 生焼け
のパンになってしまいます。
見極めるポイントとしては
表面がつるんとする、または手やミキシングボールに生地がつかない
これが最低限の目安になります。
しっかりつながった生地は、ブチブチ切れづらく、伸びる生地になります。
②表面がデコボコしたパンになってしまう。または生焼けのパンになる。
やっと生地も完成。発酵、分割、成形とプロセスを踏んで、
焼いたのに、「パンがデコボコ。おいしくなさそう」
なんていう失敗もありました。
原因は、生地温度が低い、1次2次発酵不足、乾燥が考えられます。
生地のこね上げの温度は26-28度がいいと思います。
そして1次、2次発酵ですが、乾燥を防ぎ、2倍の大きさになるまで発酵させましょう。
濡れ布巾を上にかける、カバーをするなどして乾燥対策をすること、
パンは思ってる以上にパワーがあるので、しっかり発酵させてあげることが大切です。
(オーバープルーフという発酵させすぎの失敗より、発酵不足の失敗の方がよく見ました)
③固いパンに焼きあがる
「固いパンに焼きあがる」これもよく見ました。
原因として考えられるのは、
オーブン予熱不足、水分不足です。
例えば、「180度で15分焼く」とレシピにあったとして
180度でオーブンの予熱をしても ダメ です。
なぜなら家庭用オーブンはパワーが弱く、
パンを入れる時にオーブンを開けただけで温度が下がります。
私が家庭で焼く際は、
予熱は250度のマックス。
パンを入れてから180度に下げる。
という感じで焼きます。
そして、焼く際にオーブン内に水をスプレーで吹くのも効果的です。
高い温度と適度なスチームは、パンを一気に膨らませるのに有効です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は初心者が起こしやすい失敗3選をまとめてみました。
失敗についての相談がありましたら、
気軽にお尋ねください。