はじめに
久しぶりに職場に新人が入ってきました!
しかも パン作り 未経験者!(笑)
現場は混乱気味。そして本人も全く「パン作り」を知らない。(笑)
しかし、
私にとっては 滅多にないチャンス!!!
なぜなら、パン作りを知らない人が
「どんな疑問や質問を持っているか」を知れるチャンスだからです。
そして英語で説明し、教えてあげるチャンスでもあるからです。
パン作り未経験者の質問
そして私は彼と一緒に働き始めます。
さー私はワクワクしておりました。
最初は
「どうやって丸めるんですか?」や
「どうやって成形するんですか?」など
テクニックについての質問ばかり。
それはそうです。知らないんですから。
最初は本人がだって必死です。
しかし、何種類かつくっているうちに、
興味深い彼からの質問。
「なんで重さを測った後に、丸めるの?」「なぜそのまま成形しないの?」
という質問がありました。
チャーンス!!!(笑)
私が教えた「分割」の役割とは
私が彼に分割をしながら教えてあげた事を解説付きで書きます。
①生地を均等に切り分ける。
決まった商品の重さ、大きさになるように切り分ける。
型やバネトンに合う大きさに。
②できるだけ1回で切り分けること。
せっかく繋がっている生地を壊さない。
(せっかくできたグルテンをブチブチ切らない)
グルテンはパンのストラクチャー(骨組み、土台)を作るため
私が教えた「丸め」の役割とは
①成形に向けた仮の成形だと思ってしっかり丸めること
形がちゃんとしていなかったり、張りがないと、成形がしづらい。
②打ち粉のついた表面を外側に、ツルツルするまでまるめる。
丸めた表面が破れない程度で止めること
丸めた生地の内側にガスがとどまるように。
ツルツルした面は膜となり、内側のガスを留めてくれる。
均一な生地の繋がりと、成形に向けてのガス(パワー)を溜める工程。
この工程がないとふっくらしたパンはできない。
まとめ
パンを作る過程を知らないとありそうな質問。
しかし、なぜその工程が必要か、どんな役割があるかを知ると、
作る過程の気持ちも変わってくると思います。
成形前のパンと向き合う重要な時間。「分割」と「成形」
今回は私が考える役割をまとめてみました。
質問がありましたら、コメント欄やSNSにメッセージください。